クインネージュの2017
父:ヘニーヒューズ 母の父:フジキセキ 栗毛 2017年2月21日生 牝
- ■生産地:新ひだか
- ■生産者:片岡博
1口出資額:32,000円
砂塵を巻き上げ、欲しいのは『砂の女王』の称号だけ
父 SIRE ヘニーヒューズ
競走成績:10戦6勝
キングズビショップS(米G1)、ヴォスバーグS(米G1)、サラトガスペシャルS(米G2)、ジャージーショアS(北米G3)
祖父ストームキャットから受け継いだスピードを武器に、米国10戦6勝(うちG1 2勝)の戦績を持つ。米・豪にて種牡馬入りするとすぐさまG1馬を送り出し、日本にもアジアエクスプレスらの“マル外活躍馬”を送り込みました。サンデーサイレンス系と配合しやすい血統構成を強みに、来日後の交配頭数は毎年140頭を超える。産駒は芝でもダートでもスピード十分でしょう。
種牡馬成績
07年より米国にて種牡馬入り
13年より優駿スタリオンステーションで供用
©優駿スタリオンステーション
代表産駒
- ●Beholder:BCディスタフ(米G1)2回、サンタアニタオークス(米G1)
- ●モーニン:フェブラリーS(G1)、根岸S(G3)、かしわ記念(Jpn1)3着
- ●アジアエクスプレス:朝日杯フューチュリティS(G1)、レパードS(G3)
- ●ヘニーハウンド:ファルコンS(G3)、オパールS(OP)、鞍馬S(OP)
- ●ケイアイレオーネ:兵庫ジュニアGP(Jpn2)、シリウスS(G3)、ジャパンDダービー(Jpn1)3着
母の父 BROODMARE SIRE フジキセキ
競走成績:4戦4勝
朝日杯3歳S(G1)、弥生賞(G2)、もみじS(OP)
サンデーサイレンスの初年度産駒としてJRA最優秀2歳牡馬に輝いたものの、脚部不安のため、クラック目前に無念の引退を迎えました。しかし持てるポテンシャルはやはり圧倒的。種牡馬になってからはスピードにもパワーにも優れた血を世界各地にて広め、父としても母の父としても送り出したG1馬は多数にのぼります。
母の父代表馬
- ●サウンドトゥルー(父フレンチデピュティ):チャンピオンズC(G1)、JBCクラシック(Jpn1)
- ●ホワイトフーガ(父クロフネ):JBCレディスクラシック(Jpn1)2回、さきたま杯(Jpn2)
- ●アリゼオ(父シンボリクリスエス):毎日王冠(G2)、スプリングS(G2)
- ●パドトロワ(父スウェプトオーヴァーボード):函館スプリントS(G3)、キーンランドC(G3)、アイビスサマーD(G3)
- ●エテルナミノル(父エンパイアメーカー):愛知杯(G3)
Point - 特徴と適性
アメリカのスプリント界で抜群の強さを発揮したヘニーヒューズが父。ビホルダー(G1・11勝)、アジアエクスプレス(朝日杯FS)、モーニン(フェブラリーS)らを送り出し、日本に輸入後も絶大な人気を集めています。早い時期からコンスタントに活躍し、昨シーズンのJRA2歳リーディングでは勝利数が3位タイ。賞金獲得順も6位の好成績でした。母の産駒にはゴーイングパワー(兵庫ジュニアグランプリ)、ゴーインググレート(現5勝)らがおり、優秀な繁殖成績を誇っています。米G1馬曽祖母クールアライヴァルに連なる魅力的なファミリー。ダートを4勝したうえ、芝でもオープン勝ちした快速馬のクールネージュが祖母であり、その弟にはクーリンガー(マーチSなど重賞6勝、東京大賞典など重賞での2着が10回)などがいて、豪華に枝葉を広げています。サンデー系ながら、砂路線での活躍馬も量産している母の父であり、父よりスピードを補強した配合はベストと思われ、成功する確率は高いでしょう。牝馬ながら、たくましい骨格の持ち主。スプリント適性が見込める好スタイルです。力の要る馬場を難なくこなすパワーも伝わってきます。回転が速いフットワークを駆使して瞬時にスピードに乗り、ゴールへと邁進する姿が想像されます。
※8月26日現在情報