クイーンキセキの2017
父:フサイチセブン 母の父:フジキセキ 黒鹿毛 2017年4月29日生 牡
- ■生産地:浦河
- ■生産者:浦河日成牧場
1口出資額:20,000円
評価を上げる兄とともに奇跡を起こせ。父の名を広めるべく使命を果たす
父 SIRE フサイチセブン
競走成績:19戦6勝
ダイオライト記念(Jpn2)、シリウスS(G3)3着、アンタレスS(G3)3着
父はケンタッキーダービー馬のフサイチペガサス、3代母には世界的名牝バラードの名前が。“ヘイロー4×3”のクロスも有しており、強い筋力を伝える血統構成の持ち主と言えるでしょう。4連勝でオープン入りし、重賞を制覇した自身の競走成績だけでなく、初年度産駒は3頭中2頭がすでに中央で勝利しており、その走りからも大きな可能性を持つ種牡馬だとわかります。
種牡馬成績
14年より日本にて種牡馬入り
15年産世代が初年度産駒
©優駿スタリオンステーション
代表産駒
- ●スーサンドン:2歳新馬、きんもくせい特別3着
母の父 BROODMARE SIRE フジキセキ
競走成績:4戦4勝
朝日杯3歳S(G1)、弥生賞(G2)、もみじS(OP)
サンデーサイレンスの初年度産駒としてJRA最優秀2歳牡馬に輝いたものの、脚部不安のため、クラック目前に無念の引退を迎えました。しかし持てるポテンシャルはやはり圧倒的。種牡馬になってからはスピードにもパワーにも優れた血を世界各地にて広め、父としても母の父としても送り出したG1馬は多数にのぼります。
母の父代表馬
- ●サウンドトゥルー(父フレンチデピュティ):チャンピオンズC(G1)、JBCクラシック(Jpn1)
- ●ホワイトフーガ(父クロフネ):JBCレディスクラシック(Jpn1)2回、さきたま杯(Jpn2)
- ●アリゼオ(父シンボリクリスエス):毎日王冠(G2)、スプリングS(G2)
- ●パドトロワ(父スウェプトオーヴァーボード):函館スプリントS(G3)、キーンランドC(G3)、アイビスサマーD(G3)
- ●エテルナミノル(父エンパイアメーカー):愛知杯(G3)
Point - 特徴と適性
父のフサイチセブンは、ミスタープロスペクター系にあって唯一のケンタッキーダービー馬となったフサイチペガサスの後継です。競走時は卓越したポテンシャルを垣間見せました。ファーストクロップとなる現3歳は、わずか4頭の生産数ながら、スーサンドン、ナイスドゥと2頭がJRAで勝ち上がるハイアベレージを誇っています。グローリアスソング、デヴィルズバッグ、セイントバラード(北米リーディングサイアー)といった名馬が居並ぶ優秀な一族の出身だけに、大物が登場しても不思議ではありません。芝の中距離で2勝したクイーンキセキが母。小柄ながらタフに走りました。配合による相乗効果は大きく、現時点でも見栄えがする好馬体。とても健康的ですし、父譲りの非凡なパワーが伝わってきます。そのうえ、9ハロンのターフで米G1を制した曽祖母メタモルフォースに連なる母系であり、ダンシングブレーヴ、フジキセキと底力に富むサイアーが重ねられています。イメージ以上に血の奥行きは深く、近親にはドリームウェル、スラマニら。強靭さとともに、柔軟性を兼ね備えています。どんな路線で真価を発揮するのか、興味は尽きません。母の初仔であり、全兄にあたる当クラブ所属のシエテアレグリア(牡2)が評価を上げていることからも、将来に期待が高まります。
※8月26日現在情報