サマーティアラの2017
父:フサイチセブン 母の父:マンハッタンカフェ 青鹿毛 2017年3月12日生 牝
- ■生産地:浦河
- ■生産者:浦河日成牧場
1口出資額:18,000円
馬群を切り裂き、ヒロインのごとく視線を独り占め
父 SIRE フサイチセブン
競走成績:19戦6勝
ダイオライト記念(Jpn2)、シリウスS(G3)3着、アンタレスS(G3)3着
父はケンタッキーダービー馬のフサイチペガサス、3代母には世界的名牝バラードの名前が。“ヘイロー4×3”のクロスも有しており、強い筋力を伝える血統構成の持ち主と言えるでしょう。4連勝でオープン入りし、重賞を制覇した自身の競走成績だけでなく、初年度産駒は3頭中2頭がすでに中央で勝利しており、その走りからも大きな可能性を持つ種牡馬だとわかります。
種牡馬成績
14年より日本にて種牡馬入り
15年産世代が初年度産駒
©優駿スタリオンステーション
代表産駒
- ●スーサンドン:2歳新馬、きんもくせい特別3着
母の父 BROODMARE SIRE マンハッタンカフェ
競走成績:12戦6勝
有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(春)(G1)
自身は長距離G1を3勝し、ステイヤーのイメージこそ強いですが、レコードタイムでNHKマイルCを制覇したジョーカプチーノを送るなど、その産駒はスピードにも秀でています。2009年にはみごとリーディングサイアーを獲得、一時代を築きました。堂々たるポテンシャルに、母の父としての期待がさらに高まります。
母の父代表馬
- ●ダンツプリウス(父ブライアンズタイム):ニュージーランドT(G2)
- ●ショウナンラグーン(父シンボリクリスエス):青葉賞(G2)、菊花賞(G1)5着
- ●ノットフォーマル(父ヴァーミリアン):フェアリーS(G3)、フリーウェイS
- ●アディラート(父ルーラーシップ):ゴドルフィンマイル(UAE・G2)3着
- ●ヴェルステルキング(父サクラバクシンオー):白秋S、心斎橋S
Point - 特徴と適性
父フサイチセブンは重賞(ダイオライト記念)のタイトルをひとつしか手にできなかったとはいえ、勝利時は底知れない強さを発揮しました。超一流のポテンシャルは疑いようがありません。ミスタープロスペクターが送った晩年の傑作であり、唯一、ケンタッキーダービーを制したフサイチペガサスの後継です。グローリアスソング、デヴィルズバッグ、セイントバラード(北米リーディングサイアー)らが近親となり、母系も名門。ファーストクロップとなる現3歳は4頭のみながら、2頭がJRAで勝ち上がり、産地の評価も急上昇しています。コンスタントに活躍するファミリーであり、母もクラブ所属馬で、ダートで3勝をマークしたサマーティアラです。全22戦を懸命に駆け抜けた中身の濃い競走生活を送りました。父を配し、よりパワーを強化されミスタープロスペクターの3×4となるインブリードを持っています。手先まで力がこもり、キビキビと推進。力が要るダートも苦にしないでしょう。ただし、曽祖母が強烈な末脚を武器に活躍したショウリノメガミ。母の父はサンデーサイレンス系のマンハッタンカフェだけに、軽さや柔軟性も兼備しています。今後の鍛錬を経て、さらに魅力を増していくことでしょう。気品あふれるシルエットからも、芝で瞬発力を発揮するかもしれません。
※8月26日現在情報