ゴールウェイの2021
父:キンシャサノキセキ 母の父:フサイチコンコルド 鹿毛 2021年3月6日生 牝
- ■生産地:洞爺湖
- ■生産者:レイクヴィラファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■美浦・田島俊明厩舎予定
1口価格:55,000円
由緒正しき血筋のアイドル候補。愛しさと素早さと力強さと
父 SIRE キンシャサノキセキ
競走成績:31戦12勝
高松宮記念(G1)2回、阪神C(G2)2回、スワンS(G2)、オーシャンS(G3)、函館スプリントS(Jpn3)
豪州生まれのフジキセキ産駒で、9月の遅生まれながら3歳時からNHKマイルC3着などG1で活躍し、7、8歳時の高松宮記念を連覇と息の長い活躍を見せました。産駒は2歳戦に強く、芝・ダート兼用。当初はスプリント寄りでしたが、近年はルフトシュトロームやガロアクリークなど、マイルや1800mでも重賞勝ち馬が出ており、活躍の場が広がっています。
種牡馬成績
2011年より供用
©上田美貴子
代表産駒
- ●ガロアクリーク:スプリングS(G2)、エプソムC(G3)2着、皐月賞(G1)3着
- ●シュウジ:阪神C(G2)、小倉2歳S(G3)、千葉S(OP)、中京2歳S(OP)
- ●モンドキャンノ:京王杯2歳S(G2)、朝日杯FS(G1)2着
- ●ルフトシュトローム:NZトロフィー(G2)、NHKマイルC(G1)5着
- ●サクセスエナジー:東京盃(Jpn2)、さきたま杯(Jpn2)、兵庫ゴールドT(Jpn3)
- ●ヒラボクラターシュ:佐賀記念(Jpn3)、福島民友C(L)
母の父 BROODMARE SIRE フサイチコンコルド
競走成績:5戦3勝
日本ダービー(G1)、すみれS(OP)、カシオペアS(OP)2着、菊花賞(G1)3着
ダートG1/Jpn1を7勝したブルーコンコルドや重賞7勝のバランスオブゲームなど芝、ダートの両方で活躍馬を送りました。母の父としてはNHKマイルCやスプリント重賞を勝ったジョーカプチーノを出しました。その他芝の中距離タイプが多く、サンデーサイレンス系との好相性が目立ちます。
母の父代表馬
- ●ジョーカプチーノ(父マンハッタンカフェ)NHKマイルC(G1)、シルクロードS(G3)、ファルコンS(G3)、ラピスラズリS(OP)
- ●オースミイチバン(父アグネスタキオン)ダイオライト記念(Jpn2)、兵庫CS(Jpn2)
- ●ウキヨノカゼ(父オンファイア)キーンランドC(G3)、福島牝馬S(G3)、クイーンC(G3)、スプリンターズS(G1)3着
- ●スウィープザボード(父スウェプトオーヴァーボード)レパードS(G3)2着
Point - 特徴と適性
母系は日本の在来牝系の由緒正しき一族であり、一時代を築き上げた名牝系でベテランの競馬通を唸らせる血統背景です。近親には史上初の牝馬3冠を達成したメジロラモーヌがおり、唯一の3冠牝馬として17年に渡り君臨しました。長い年月をかけて丁寧に築き上げられた底力に富んだ牝系であり、現代でもグローリーヴェイズが国内外で活躍を見せています。母は芝で1勝、ダートで2勝を挙げており、配された種牡馬の影響もありますが、産駒もダートで良績を収めています。父はフジキセキ産駒ながら南半球生まれの外国産馬という異色のプロフィールの持ち主です。マイル戦でも結果を残しましたが、最も真価を発揮したのは短距離戦でした。高松宮記念(G1)を連覇するなどの実績を残し、豊かなスピードと勝負を決める強烈な末脚に酔いしれたファンも多かったはずです。産駒から芝の重賞ウィナーも送りましたが、母はダート寄りの印象があり、本馬もダート路線で頭角を現すとみています。ディベルティール、ウラカワノキセキなどダート適性の高い当クラブ所属馬で結果を残している田島俊明調教師の手腕も心強い後押しとなるはずです。