クインポルカの2017
父:ゴールドアリュール 母の父:タニノギムレット 芦毛 2017年5月12日生 牝
- ■生産地:浦河
- ■生産者:浦河日成牧場
1口出資額:25,000円
父が遺したラストクロップ。最終章を鮮やかに舞え
父 SIRE ゴールドアリュール
競走成績:16戦8勝
フェブラリーS(G1)、東京大賞典(G1)、ダービーGP(G1)、ジャパンDダービー(G1)、アンタレスS(G3)
競走時代はダートで圧倒的な強さを誇示し、G1を4勝したゴールドアリュール。サンデーサイレンスの後継ながら、種牡馬としても日本の砂戦線をリードしています。次々にトップホースが登場。現3歳まで12世代のアベレージでは、JRAで走った42%が勝ち馬となり、その総数は370頭以上に及びます。強靭な体質が産駒へと伝わり、息長く活躍するのも特長です。
種牡馬成績
04年より種牡馬入り
09年エスポワールシチーにて産駒の統一G1初勝利
©上田美貴子
代表産駒
- ●エスポワールシチー:フェブラリーS(G1)、ジャパンCダート(G1)、JBCスプリント(Jpn1)
- ●コパノリッキー:フェブラリーS(G1)2回、東京大賞典(G1)、JBCクラシック(Jpn1)2回、帝王賞(Jpn1)
- ●ゴールドドリーム:チャンピオンズC(G1)、フェブラリーS(G1)、帝王賞(Jpn1)、フェブラリーS(G1)2着
- ●スマートファルコン:JBCクラシック(Jpn1)2回、東京大賞典(G1)2回、帝王賞(Jpn1)、川崎記念(Jpn1)
- ●クリソライト:ジャパンDダービー(Jpn1)、ダイオライト記念(Jpn2)3回、JBCクラシック(Jpn1)2着
- ●シルクフォーチュン:カペラS(G3)、根岸S(G3)、プロキオンS(G3)、フェブラリーS(G1)2着
母の父 BROODMARE SIRE タニノギムレット
競走成績:8戦5勝
日本ダービー(G1)、スプリングS(G2)、皐月賞(G1)3着、アーリントンC(G3)、シンザン記念(G3)
父仔2代となるダービー制覇を果たしたウオッカを筆頭に、多数の逸材を送るタニノギムレット。産駒は良質の筋肉を受け継ぎ、キャリアを重ねながら成績を伸ばす傾向にあります。母の父としての可能性も見逃せません。芝向きの遺伝子ですが、オールマイティーなブライアンズタイムの後継。幅広い条件に対応できます。
母の父代表馬
- ●パフォーマプロミス(父ステイゴールド):日経新春杯(G2)、目黒記念(G2)3着
- ●プロフェット(父ハービンジャー):京成杯(G3)、札幌2歳S(G3)2着
- ●タガノディグオ(父エンパイアメーカー):兵庫チャンピオンシップ(Jpn2)、ジャパンDダービー(Jpn1)3着
- ●ブレスジャーニー(父バトルプラン):東京スポーツ杯2歳S(G3)、サウジアラビアRC(G3)
- ●ヴォージュ(父ナカヤマフェスタ):札幌日経OP
Point - 特徴と適性
エスポワールシチー、スマートファルコン、コパノリッキー、ゴールドドリームをはじめ、砂戦線に続々とチャンピオンホースを送るゴールドアリュールの産駒です。勝ち上がり率、アーニングインデックスとも、安定して上位を堅持。昨年2月に急逝したのが惜しまれるものの、残された産駒からも父の名を高める逸材が登場することでしょう。母クインポルカは未勝利に終わりましたが、祖母がフィリーズレビューを3着して桜花賞に駒を進めたうえ、地方へ転じて15勝を積み重ねたレイナワルツです。JBCクラシック(3着)、スパーキングレディーC(2着)、エンプレス杯(3着)、白山大賞典(3着)など、交流重賞での健闘が忘れられません。母の弟妹にティーエスネオ(3勝)、ティーエスクライ(現4勝)、クラブ所属で同じゴールドアリュールを父に持つディナミーデン(現1勝)ら。紅梅Sに勝ったグランドレイナ、現7勝のスーサンジョイらも名を連ねる豪華なファミリーラインです。母にとって初仔となるブリエスフェール(牡2)に続いてのラインナップですが、半兄も雄大な馬格に恵まれ、着々と評価を上げているところ。本馬も見栄えがする好馬体を誇っています。確実性が高い父を迎え、母系の勢いにも後押しされ、成功する確率は高そうです。
※8月26日現在情報