ミラグロレディの2017
父:トゥザグローリー 母の父:マイネルラヴ 黒鹿毛 2017年5月11日生 牝
- ■生産地:浦河
- ■育成先:No.9ホーストレーニングメソド
- ■生産者:中村雅明
- ■予定厩舎:栗東・森田直行厩舎
1口出資額:18,000円
セリ場で目を引いた機敏な身のこなし。漆黒の淑女がターフを疾走する
父 SIRE トゥザグローリー
競走成績:33戦8勝
日経新春杯(G2)、日経賞(G2)、京都記念(G2)、鳴尾記念(G3)、中日新聞杯(G3)、有馬記念(G1)3着2回
2年連続してリーディングに輝き、ディープインパクトの登場後も2位の座をキープするキングカメハメハの後継。G1には手が届かなかったものの、重賞を5勝して非凡な才能を誇示しました。パワーの源は母譲りのたくましいボディー。世界に誇れる名牝、トゥザヴィクトリーが送った代表格であり、大成の夢を託せる血脈です。現2歳の初世代に注目が集まっています。
種牡馬成績
15年より種牡馬入り
18年の2歳馬が初年度産駒
©イーストスタッド
ドリームバレンチノ
母の父 BROODMARE SIRE マイネルラヴ
競走成績:23戦5勝
スプリンターズS(G1)、シルクロードS(G3)、セントウルS(G3)
絶対王者のタイキシャトルを撃破し、3歳にして短距離界の頂点を極めた天才肌。日本競馬にマッチしたシーキングザゴールドの後継らしく、豊かなスピードを伝え、産駒はコンスタントに勝ち上がりました。ブルードメアサイアーとなっても確実性が高く、重賞レベルに達した逸材も多々。ますます枝葉を広げています。
母の父代表馬
- ●ドリームバレンチノ(父 ロージズインメイ)J BCスプリント(Jpn1)、シルクロードS(G3)、函館スプリントS(G3)、高松宮記念(G1)2着
- ●キングハート(父 オレハマッテルゼ)フジオーシャンS(G3)
- ●ラブカンプー(父 ショウナンカンプ)スプリンターズS(G1)2着、セントウルS(G2)2着、アイビスサマーD(G3)2着
- ●ウインムート(父 ロージズインメイ)サマーチャンピオン(G3)3着、エニフS、栗東S
Point - 特徴と適性
本馬はサマーセールで発掘した1頭で、地味な印象をお持ちになるかもしれません。それは私たちも同様で、セリ当日に柔らかみのある俊敏な身のこなしで周回している姿が目に止まり、すぐさまレポジトリーを確認のうえ、購買いたしました。このように当初はノーマークながら、改めて紐解いていくと魅力が浮かび上がります。父は説明不要の良血馬で、G1勝ちこそありませんでしたが、重賞5勝を挙げ、有馬記念では並み居る名馬を相手に2年連続で3着に入っており、G1級の能力を有していたのは言うまでもありません。父のように産駒も総じて遅咲きの印象があり、これから活躍馬が誕生する予感がします。母系に目を転じるとオープン特別を2勝し、重賞でも1番人気に支持されたドコフクカゼなどが近親におり、上級クラスに出世しても決して不思議ではない血統背景と言えるでしょう。芝が合いそうな本馬は距離の融通が利かない印象も受けますが、遅生まれでまだまだ成長の余地が大きいだけに、決めつけずに育てていきたいところです。