イッツマインの2018
父:スピルバーグ 母の父:Medicean 鹿毛 2018年2月13日生 牡
- ■生産地:新ひだか
- ■生産者:岡田スタッド
- ■育成先:シュウジデイファーム
- ■美浦・加藤士津八厩舎予定
1口出資額:18,000円
強靭な身体能力。主役の座は僕のもの
父 SIRE スピルバーグ
競走成績:18戦6勝
天皇賞(秋)(G1)、ジャパンC(G1)3着、毎日王冠(G2)3着、毎日杯(G3)3着、共同通信杯(G3)3着
早くから頭角を現したうえ、5歳時に一段と進化を遂げ、天皇賞(秋)で頂点を極めたスピルバーグ。6頭のG1ウィナーを撃破しただけに、評価できるタイトルです。雄大な馬格を誇り、パワーにあふれる一方、ディープインパクトの後継らしく、卓越した瞬発力を駆使しました。2頭の兄が日米でG1を制していて、血統的な魅力も十分。成功する要素に満ちたサイアーです。
種牡馬成績
2018年12月、社台スタリオンステーションからブリーダーズ・スタリオン・ステーションに移動。2019年に産駒がデビュー
©上田美貴子
アドマイヤマーズ
母の父 BROODMARE SIRE Medicean
競走成績:12戦6勝
エクリプスS(英G1)、ロッキンジS(英G1)、クイーンアンS(英G2)、セレブレイションマイル(英G2)
マイルと2000mで英G1を制したメディシアン。父が万能系のマキャベリアンらしく、多彩なカテゴリーに一流馬を送り、産駒は7ヶ国でG1勝ちを収めました。ストームバードが配されたスピード色が強い母だけに、日本でも勝ち上がり率は優秀です。母の父としてもアドマイヤマーズを輩出し、注目度を高めました。
母の父代表馬
- ●アドマイヤマーズ(父ダイワメジャー):NHKマイルC(G1)、朝日杯フューチュリティS(G1)、デイリー杯2歳S(G2)、皐月賞(G1)4着、共同通信杯(G3)2着
- ●ブレステイキング(父ディープインパクト):プリンシパルS(L)2着、レインボーS、精進湖特別
- ●ヘリファルテ(父ディープインパクト):本栖湖特別
- ●フレッチア(父Dansili):木更津特別
Point - 特徴と適性
曽祖母Myselfは英国の重賞ウィナーで、母は中央未勝利ながらも持ち前のスピードを高く評価され、先手を奪って2着、3着に入った実績が示すように、身体能力の高さを感じさせた1頭です。コーナリングや精神面に課題があり、現役時代の大成は叶いませんでしたが、母として大きな仕事をしてくれそうだと予感させます。父は、ジェンティルドンナ、エピファネイアらを並ぶまもなく差し切って天皇賞(秋)を制し、全兄に同じく種牡馬として活躍中のトーセンラーをはじめ、米国のG1馬Flower Alley らが名を連ねる名牝系の出身だけに、産駒がブレークを果たす日も遠くはないかもしれません。母の父Medicean自体は、まだそれほどサンプルは多くないものの、その父のMachiavellianの血を有する馬はヴィクトワールピサ、シュヴァルグランなどの活躍馬が枚挙にいとまがなく、現3歳馬でマイルのG1競走2勝のアドマイヤマーズの母の父がMediceanです。本馬は本年新設されたセプテンバーセールに上場された1頭で、父譲りのクッション性と柔軟性に富んだしなやかな動きが目につきました。芝のマイル戦を中心に、父のように鋭い切れ味で追い込んでくる姿がいまから目に浮かんできます。