ベットーレの2019
父:サトノアラジン 母の父:Blu Air Force 鹿毛 2019年2月19日生 牝
- ■生産地:安平
- ■生産者:ノーザンファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
1口価格:64,000円
極上の資質と切れを予感させるニューヒロイン
父 SIRE サトノアラジン
競走成績:29戦8勝
安田記念(G1)、スワンS(G2)、京王杯スプリングC(G2)、毎日王冠(G2)2着、富士S(G3)2着、エプソムC(G3)2着
父ディープインパクト譲りの末脚を爆発させ、安田記念に快勝したサトノアラジン。雄大な馬格に恵まれ、パワーやスピードも兼備した個性です。母マジックストームは米G2・モンマスオークスの勝ち馬であり、全姉ラキシスもG1を制した良血だけに、初年度から100頭を超える繁殖を集めました。産駒の評価は上々。セールでも高値で取り引きされています。
種牡馬成績
2018年より供用。2018・19年秋シーズンはNZにてシャトル供用
2020年の1歳馬が初年度産駒
©Trish Dunell, Rich Hill Stud
母の父 BROODMARE SIRE Blu Air Force
競走成績:23戦8勝
パレロワイヤル賞(G3)、クリテリウムドメゾンラフィット(G2)2着、ハリウッドターフイクスプレスH(G3)3着
英国の短距離重賞を3連勝した父Sri Pekanのスピードを受け継ぎ、仏G3・パレロワイヤル賞を制したBlu Air Force。近親にトライマイベストやEl Gran Senorがいる優秀な血脈です。日本で走った直仔は皆無でも、代表格のベットーレが繁殖として輸入され、産駒のナイントゥファイブはフィリーズレビューを3着に健闘しました。
ナイントゥファイブ
母の父代表馬
- ●Priore Philip(父Dane Friendly) 伊グランクリテリウム(G1)、ヴィトリオディカプア賞(G1)、ローマ賞(G1)、カルロヴィッタディーニ賞(G2)
- ●Stella di Camelot(父Camelot) ノーブルダムゼルS(G3)2着、伊1000ギニー(G3)3着、インターコンチネンタルS(G3)3着
- ●ナイントゥファイブ(父スクリーンヒーロー) フィリーズレビュー(G2)3着
Point - 特徴と適性
昨年のセレクトセールで購買した1頭で、この世代が初年度となるサトノアラジン産駒の登場です。父は雄大な馬格から繰り出されるフットワークが迫力満点で、本格化する前から大きな期待を受けていました。安田記念を優勝してG1ウィナーの仲間入りを果たし、5歳時に臨んだ京王杯スプリングC(G2)では極限の末脚を披露し、上り3ハロンは32.4秒をマーク。母はイタリアで重賞を含む7勝を挙げた活躍馬で、2番仔のナイントゥファイブは桜花賞こそ馬場に泣いて敗れはしましたが、母譲りのスピードを武器に重賞でも好走しており、今後の活躍が見込まれています。割高に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、馬体や動きを見ていただければ、有力バイヤーから高い評価を受け、競り上がった理由がご理解いただけるはずです。凛とした聡明な顔つきからも分かるように、従順で賢い性格もプラスに働くとみています。敏捷性の高さとバネを存分に感じさせており、いかにも軽い芝で切れる脚を使えそうな印象があり、是非とも桜花賞路線を歩ませたい逸材です。