トモトモリバーの2019
父:クロフネ 母の父:ブラックタイド 芦毛 2019年2月22日生 牝
- ■生産地:浦河
- ■生産者:秋場牧場
- ■育成先:坂東牧場
1口価格:23,000円
父の最終世代。心を揺さぶる感動のフィナーレ
父 SIRE クロフネ
競走成績:10戦6勝
NHKマイルC(G1)、ジャパンCダート(G1)、武蔵野S(G3)、毎日杯(G3)
NHKマイルCで世代の最強マイラーに上り詰めたうえ、驚異のレコードタイムをマークしてジャパンCダートに圧勝したクロフネ。豊かなスピードを産駒に伝え、芝・ダートを問わず、堅実に勝ち上がるのが特長です。一昨年まで12年連続して総合サイアーランキングの10位以内。7頭のG1馬を輩出しました。ラストクロップは現1歳。さらに父の名を高めるでしょう。
種牡馬成績
2005年、初年度産駒フサイチリシャールが朝日杯FSを優勝
2015年、産駒のJRA通算1000勝を達成。2020年に種牡馬を引退
©上田美貴子
代表産駒
- ●ホエールキャプチャ:ヴィクトリアマイル(G1)、府中牝馬S(G2)、桜花賞(G1)2着
- ●アエロリット:NHKマイルC(G1)、毎日王冠(G2)、安田記念(G1)2着2回
- ●クラリティスカイ:NHKマイルC(G1)、朝日杯FS(G1)3着
- ●カレンチャン:スプリンターズS(G1)、高松宮記念(G1)、阪神牝馬S(G2)
- ●スリープレスナイト:スプリンターズS(G1)、CBC賞(G3)、北九州記念(Jpn3)
- ●フサイチリシャール:朝日杯FS(G1)、阪神C(G2)、東スポ杯2歳S(G3)
母の父 BROODMARE SIRE ブラックタイド
競走成績:22戦3勝
スプリングS(G2)、きさらぎ賞(G3)2着、中山金杯(G3)3着、若駒S(OP)
重賞のタイトルは1勝のみながら、ディープインパクトの全兄だけに種牡馬入り後は絶大な人気を集めたブラックタイド。昨年まで5年連続してJRAリーディングの20位以内をキープしています。キタサンブラックをはじめ、5頭のタイトルホルダーを輩出。良質の繁殖が増えつつあるだけに、母の父としても今後の注目株です。
母の父代表馬
- ●サンロアノーク(父シニスターミニスター) 立春賞、SEGAスターホース賞、いたばし二輪草賞、神無月賞
- ●ワンダーコンパス(父クロフネ) 2歳新馬2着
Point - 特徴と適性
幾多の名馬を送り出してきた父ですが、既に種牡馬を引退し、この世代がラストクロップとなります。産駒の大物は牝馬が多く、総賞金順では上位5頭中4頭が牝馬(唯一の牡馬は障害競走で活躍したアップトゥデイト)という実績は見逃せません。ホエールキャプチャ、アエロリット、カレンチャン、スリープレスナイトといった名牝の名前がズラリと並びます。母はダート短距離戦で非凡な決め手を発揮し、2勝を挙げました。初勝利時は3馬身、2勝目は5馬身差で圧勝。2勝目の競走でスミレ(1600万条件勝ち)、ヨシオ(オープン勝ち、交流重賞2着など)らを相手にしてのもので、底知れぬ能力を感じさせた1頭です。しかし、その後に芝・中距離の重賞に挑戦。そこでリズムが崩れてしまった印象で、本来の末脚が影を潜めてしまいました。引退後、クロフネを配されて誕生したのが本馬です。現状は小柄ではありますが、母も幼少期は小柄だったとのことで、これから成長してくると見込んでいます。芝への対応も可能な印象で、母譲りのスピードと決め手を活かし、母が成しえなかった夢を託したくなる存在です。