グランドサッチャーの2019
父:フサイチセブン 母の父:ダイワメジャー 栗毛 2019年4月18日生 牝
- ■生産地:浦河
- ■生産者:高昭牧場
- ■育成先:愛知ステーブル小松分場
1口価格:20,000円
鋼のごとく鍛え上げ、父に捧げる大仕事
父 SIRE フサイチセブン
競走成績:19戦6勝
ダイオライト記念(Jpn2)、シリウスS(G3)3着、アンタレスS(G3)3着
ケンタッキーダービーを制したフサイチペガサスの後継であり、日本で走った代表格。産駒は希少ながら、出走率や勝ち上がり率の高さは目を見張るものがあり、コンスタントな活躍が望めます。Glorious Song、Devil's Bagを送った曾祖母Balladeに連なる一族であり、叔父母にSligo Bay、レディバラード。そろそろ大物が登場しそうな予感がします。
種牡馬成績
2014年より供用
2017年に産駒がデビュー
©(株)優駿
代表産駒
- ●ナイスプリンセス:4歳以上1勝クラス
- ●ナイスドゥ:4歳以上500万下
- ●スーサンドン:2歳新馬、きんもくせい特別3着、由良川特別3着
- ●マーキュリーセブン:3歳未勝利
- ●ラボエーム:グリーンC
- ●ルナエスメラルダ:シクラメン賞
母の父 BROODMARE SIRE ダイワメジャー
競走成績:28戦9勝
皐月賞(G1)、安田記念(G1)、天皇賞(秋)(G1)、マイルCS(G1)2回、毎日王冠(G2)、マイラーズC(G2)
サンデーサイレンスの後継ながら、2年連続してJRA賞・最優秀短距離馬に選出されたスピード色が強い遺伝子です。早期からコンスタントに勝ち上がるうえ、底力にも富み、重賞ウィナーを量産。ブルードメアサイアーとしても注目株であり、優秀な繁殖が増えるとともに、右肩上がりにランキングが上昇しています。
母の父代表馬
- ●バーニングペスカ(父パイロ) 小倉2歳S(G3)3着、ききょうS(OP)2着、朱雀S2着
- ●バールドバイ(父Dubawi) 秩父特別
- ●シトラスノート(父ロードカナロア)久多特別
- ●ヴェスターヴァルト(父ノヴェリスト) ファルコンS(G3)3着、橘S(L)3着
- ●ロードアクア(父ロードカナロア) 鶴ヶ城特別3着、芦屋川特別3着
- ●ボンオムトゥック(父クロフネ) 君子蘭賞、アーリントンC(G3)4着
Point - 特徴と適性
母も募集馬となる予定でしたが、脚部不安により、やむなく取り下げとなりました。能力は存分に感じさせ、デビューから2戦目で勝利を挙げたものの、現役時はその1勝に終わっており、トラブルがなければ、さらに出世を果たしていたことでしょう。母の半弟ジェミニズは型破りで豪快なレースぶりを披露して中央競馬でも3勝を挙げており、これまで7,000万円を超す賞金を獲得。今後も展開次第では大駆けの可能性を秘めています。本馬は初仔になりますが、馬体には実がギュッと詰まり、迫力に富んだ力強いフットワークが魅力的です。近親で同じ父を持つマーキュリーセブンをはじめ、他にもナイスドゥ、ナイスプリンセスらも現役で堅実な走りを見せており、いずれもが450kg以下で勝利を挙げています。産駒のサイズを問わないことも父の長所と言えるでしょう。ダート戦が主戦場とみていますが、母が芝1800mで勝利しているだけに、将来どのような競走馬へ育つのか、今から楽しみでなりません。