パンデリングの2020
父:ドレフォン 母の父:キングカメハメハ 栗毛 2020年3月7日生 牡
- ■生産地:洞爺湖
- ■生産者:レイクヴィラファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■栗東・矢作芳人厩舎予定
1口価格:84,000円
歴史的名牝を生んだ系譜。新たな伝説を
父 SIRE ドレフォン
競走成績:9戦6勝
BCスプリント(G1)、フォアゴーS(G1)、キングズビショップS(G1)
抜群のスピードを誇り、BCスプリントなど米G1を3勝したドレフォン。エクリプス賞・最優秀短距離馬に輝いたチャンピオンホースです。芝のG1で7勝したGio Pontiの後継であり、日本の高速ターフへも対応。伯父にBCジュヴェナイルを制したAction This Dayがいる優秀なファミリーだけに、現2歳は続々と新馬勝ちを収め、ファーストシーズンリーディングのトップを競っています。
種牡馬成績
2018年より供用
2021年の2歳馬が初年度産駒
©上田美貴子
代表産駒
- ●カワキタレブリー:2歳新馬、函館2歳S(G3)5着
- ●ハイアムズビーチ:2歳新馬
- ●ジオグリフ:2歳新馬
- ●フェズカズマ:2歳新馬
- ●ユキノオウジサマ:2歳新馬
母の父 BROODMARE SIRE キングカメハメハ
競走成績:8戦7勝
日本ダービー(G1)、NHKマイルC(G1)、神戸新聞杯(G2)、毎日杯(G3)
名種牡馬Kingmamboの産駒で、2010、11年のチャンピオンサイアー。非サンデーサイレンス系の旗頭的存在として大きな成功を収め、芝・ダート、距離の長短を問わない、その万能の血には非常に高い価値があります。昨年は初のチャンピオンブルードメアサイアーの座にも就いており、今年もランキング首位を快走中です。
母の父代表馬
- ●デアリングタクト(父エピファネイア):オークス(G1)、桜花賞(G1)、秋華賞(G1)
- ●インディチャンプ(父ステイゴールド):安田記念(G1)、マイルCS(G1)、マイラーズC(G2)
- ●ソダシ(父クロフネ):桜花賞(G1)、阪神JF(G1)
- ●ブラストワンピース(父ハービンジャー):有馬記念(G1)、AJCC(G2)、札幌記念(G2)
- ●ワグネリアン(父ディープインパクト):日本ダービー(G1)、神戸新聞杯(G2)
Point - 特徴と適性
本年のセレクトセールで落札した、管理予定の矢作芳人調教師も下見の段階から高い評価を与えていた1頭です。父ドレフォンについてはシェーネフラウの2020もご参照ください。その父は引退後、大きな期待を受けて我が国でスタッドイン。「産駒もダート短距離馬が多くなるのではないか」との声も聞かれるなか、当クラブでは昨年のセレクトセールで父の産駒を3頭購買し、母系の良さを引き出す面や日本のスピード競馬にも対応できるとの期待を持っていましたが、それはデビューした産駒たちが仕上がりの早さとともに証明してくれました。母系に目を転じると、まず目に入るのが母の1歳下の妹にあたる歴史的名牝アーモンドアイの存在です。その実績についてはあえてこの場で記す必要もないほどで、燦然と輝き続けることでしょう。母は不出走に終わっていますが、競走馬として疲弊しなかったことが繁殖牝馬としては大きな利点となり、残された活力は産駒へと惜しみなく注いでくれるはずです。本馬は母の3番仔になり、そろそろ真打ち誕生を予感させます。スピード、パワー、底力を兼備している印象を受け、馬体を見ても非の打ち所がありません。まずはクラシック戦線を視野に入れて王道を歩み、いずれは父系と母系の血を紡ぐ偉大な存在になってくれることを期待しています。