ストロボフラッシュの2020
父:ヴィクトワールピサ 母の父:Speightstown 鹿毛 2020年5月1日生 牡
- ■生産地:千歳
- ■生産者:社台ファーム
- ■育成先:社台ファーム
- ■栗東・田中克典厩舎予定
1口価格:100,000円
父系と母系の魅力が融合。未知なる可能性を切り拓く
父 SIRE ヴィクトワールピサ
競走成績:15戦8勝(海外1勝)
ドバイワールドC(G1)、有馬記念(G1)、皐月賞(G1)、中山記念(G2)、弥生賞(G2)、日本ダービー(G1)3着、ジャパンC(G1)3着
皐月賞、有馬記念で国内の頂点を極め、日本調教馬として初となるドバイワールドCの栄冠を勝ち取りました。今のところG1レベルに達した産駒はジュエラー(桜花賞)のみながら、ダートやスプリントまで幅広いカテゴリーに活躍馬を輩出しています。母はヨーロッパの長距離重賞に優勝。半兄にアサクサデンエン(安田記念)も名を連ねる底力にあふれたファミリーです。
種牡馬成績
2012年より供用、2021年よりトルコで供用
初年度産駒ジュエラーが桜花賞優勝
©(株)サラブレッド・
ブリーダーズ・クラブ
代表産駒
- ●ジュエラー:桜花賞(G1)、チューリップ賞(G3)2着、シンザン記念(G3)2着
- ●スカーレットカラー:府中牝馬S(G2)、阪神牝馬S(G2)2着、クイーンS(G3)2着、同3着
- ●ウィクトーリア:フローラS(G2)、ローズS(G2)3着、オークス(G1)4着
- ●レッドアネモス:クイーンS(G3)、白百合S(L)
- ●パールコード:秋華賞(G1)2着、フローラS(G2)2着
- ●アウトライアーズ:関門橋S、スプリングS(G2)2着、小倉記念(G3)3着
母の父 BROODMARE SIRE Speightstown
競走成績:16戦10勝
BCスプリント(G1)、トルーノースBCH(G2)、チャーチルダウンズH(G2)、アルフレッドGヴァンダービルトH(G2)
エクリプス賞・最優秀スプリンターのタイトルを獲得したSpeightstown。代表産駒であるモズスーパーフレアやマテラスカイがスプリント路線で活躍している姿を見れば、産駒の特徴を捉えることは難しくないでしょう。そのスピードの遺伝子は母の父になっても健在。母系をさらに繁栄させるための力になってくれるはずです。
母の父代表馬
- ●Vekoma(父Candy Ride):カーターH(G1)、メトロポリタンH(G1)、ブルーグラスS(G2)、ナシュアS(G3)
- ●Mischevious Alex(父Into Mischief):カーターH(G1)、スウェイルS(G3)、ゴータムS(G3)、ガルフストリームパークスプリントS(G3)
- ●Mia Mischief(父Into Mischief):ヒュマナディスタフS(G1)、エイトベルズS(G2)
- ●リョーノテソーロ(父Justin Phillip):クロッカスS(OP)、ラピスラズリS(OP)3着
Point - 特徴と適性
父ヴィクトワールピサは国内のみならず、凱旋門賞(G1)にも挑戦するなど、海外へも積極的に遠征し、アラブ首長国連邦で開催されたドバイワールドC(G1)を制覇。日本馬の初優勝となり、10年が経過した今でも父以外に日本馬の優勝はなく、改めて父の偉大さを感じるところです。当時は東日本大震災の直後であり、日本列島は深い悲しみに包まれていましたが、ミルコ・デムーロ騎手が喪章を付けて臨み、レース後に日の丸を掲げたシーンは多くの競馬ファンや関係者のみならず、日本全体に大きな勇気と感動を与えてくれました。米国生まれの母は近親に活躍馬が多く、ブラックタイプを辿るとモズカッチャン、ステファノスといった活躍馬の名も浮かび上がります。自身はスピードを武器に3 勝を挙げており、後に東京スプリントを制することになるキタサンサジンと接戦を演じるなど、高い競走能力を有していたことから、繁殖牝馬としてのポテンシャルも高いと見込んでいます。本馬は初仔になりますが、デキが非常に良く、初仔らしからぬ雰囲気です。柔軟性や全身を大きく使った動きは魅力的で、早くも将来の活躍を予感させます。良質なマイラーとして躍進してくれることでしょう。