ポリネイターの2021
父:イスラボニータ 母の父:Motivator 鹿毛 2021年3月23日生 牡
- ■生産地:浦河
- ■生産者:谷口牧場
- ■育成先:シュウジデイファーム
- ■美浦・林徹厩舎予定
1口価格:95,000円
父系のスピードと母系の底力が融合。父の最高傑作誕生の予感
父 SIRE イスラボニータ
競走成績:25戦8勝
皐月賞(G1)、阪神C(G2)、マイラーズC(G2)、セントライト記念(G2)、共同通信杯(G3)
2014年皐月賞でフジキセキ産駒初のG1を制覇。阪神芝1400mで1分19秒5のレコード勝ちを収めた引退レースの阪神Cも強く印象に残るところです。初年度産駒は2021年にデビュー。ファルコンS勝ち馬プルパレイを筆頭に、主に芝のマイル以下で実績を重ねています。一方で、ダートでもユニコーンS3着のバトルクライが台頭。今後の新展開につながるか、要注目です。
種牡馬成績
2018年より供用
2022年の3歳馬が初年度産駒
©上田美貴子
代表産駒
- ●プルパレイ:ファルコンS(G3)、アスター賞、クロッカスS(L)2着、デイリー杯2歳S(G2)4着
- ●バトルクライ:ユニコーンS(G3)3着、青竜S(OP)3着
- ●ニシノレバンテ:黒松賞、福島2歳S(OP)2着
- ●プラソン:立待岬特別2着、ききょうS(OP)4着
- ●アイヴォリードレス:2歳新馬、3歳1勝クラス
母の父 BROODMARE SIRE Motivator
競走成績:7戦4勝
英ダービー(G1)、レイシングポストトロフィ(G1)、ダンテS(G2)
凱旋門賞などG1を6勝したMontjeuの産駒で、2005年に4戦無敗で英ダービーを制覇。同年秋の凱旋門賞では5着でしたが、産駒から凱旋門賞連覇の名牝Treveを送っています。美点は父系伝来の持久力で、芝の長距離を得意とするメロディーレーンとタイトルホルダーの姉弟も、母の父はMotivatorです。
母の父代表馬
- ●タイトルホルダー(父ドゥラメンテ)菊花賞(G1)、天皇賞(春)(G1)、宝塚記念(G1)、日経賞(G2)、弥生賞ディープインパクト記念(G2)
- ●ヴァンドギャルド(父ディープインパクト)富士S(G2)、ドバイターフ(G1)2着、同3着
- ●Fleeting(父Zoffany)メイヒルS(G2)
- ●A'Ali(父Society Rock)英ノーフォークS(G2)
- ●Wally(父Siyouni)ミラノ大賞(G2)
- ●ステラリア(父キズナ)忘れな草賞(L)、エリザベス女王杯(G1)2着、新潟大賞典(G3)5着
Point - 特徴と適性
アイルランド生まれの母は芝8ハロンのG2競走を制しています。本馬の半姉ステラリアは非凡な決め手を武器に活躍しており、3歳春の忘れな草賞(L)を制すと、その勢いを駆ってオークス(G1)へ参戦。不利な大外枠が響いて敗れましたが、秋のエリザベス女王杯(G1)では並み居る古馬に交じって持ち前の豪脚を発揮して2着に奮闘。ツボにハマったときの末脚は間違いなくG1級です。父は基本的にはマイラーの印象が強いものの、総合力の高さで中距離戦でも結果を残しました。4連勝で皐月賞(G1)を制すと、1番人気で臨んだ日本ダービー(G1)は勝ち馬に僅かに及ばず2着でしたが、名手の壮絶な叩き合いにしびれた方も多いはずです。枠順の内外の差が大きく、逆ならば…と思わせるレース内容でした。初年度産駒から重賞ウィナーを送りましたが、これからさらに輝きが増してくるはずです。母の父は、現役最強との呼び声も高いタイトルホルダーやその姉であるメロディーレーンらを送っています。本馬は柔軟性に優れ、クッション性に富んだ歩様がとても魅力的です。芝のマイラーとしての出世を見込んでおり、父の生き様を辿るように、最高傑作と呼ばれる活躍を期待しています。