パドックシアトルの2022
父:シニスターミニスター 母の父:Seattle Fitz 黒鹿毛 2022年3月16日生 牡
- ■生産地:浦河
- ■生産者:谷川牧場
- ■育成先:谷川牧場
- ■栗東・吉岡辰弥厩舎予定
1口価格:75,000円
父の産駒は大ブレーク。新時代を迎えたダート界の王者に君臨せよ
父 SIRE シニスターミニスター
競走成績:13戦2勝
ブルーグラスS(G1)、California Derby(L)2着
米G1ブルーグラスSを12馬身3/4差で圧勝した実力馬。産駒はJRA賞最優秀ダートホースのテーオーケインズ、無敗で南関東3冠を達成したミックファイア、JBCレディスクラシックのヤマニンアンプリメ、全日本2歳優駿のドライスタウトと、4頭がダートG1、Jpn1を勝利。2023年の地方サイアーランキングで首位争いを繰り広げています。
種牡馬成績
2008年より供用
©(株)ジェイエス
代表産駒
- ●テーオーケインズ:最優秀ダートホース、チャンピオンズC(G1)、帝王賞(Jpn1)
- ●ミックファイア:ジャパンDダービー(Jpn1)、東京ダービー(S1)、羽田盃(S1)
- ●ヤマニンアンプリメ:JBCレディスクラシック(Jpn1)、クラスターカップ(Jpn3)
- ●ドライスタウト:全日本2歳優駿(Jpn1)、霜月S、かきつばた記念(Jpn3)
- ●グランブリッジ:エンプレス杯(Jpn2)、関東オークス(Jpn2)
- ●マイネルバサラ:浦和記念(Jpn2)、御陵S、ダイオライト記念(Jpn2)3着
母の父 BROODMARE SIRE Seattle Fitz
競走成績:21戦6勝
ブルックリンH(G2)、アケダクトH(G3)、ウイリアムドナルドシーファーH(G3)
ダート9Fの米G2ブルックリンHなど重賞3勝。米G1ドンHはMedaglia d'Oroの2着でした。産駒はG1亜1000ギニー大賞典のジュリエットシアトルなど多くがアルゼンチンで活躍。母の父としては日本で3頭という数少ない出走馬から、ダートで3勝のドライゼが出ています。
母の父代表馬
- ●Amiguito Lunatico(父Todo Un Amiguito)インバソール賞(G3)2着
- ●Pay My Way(父Commissioner)B.C.プレミアズH(G3)4着
- ●ドライゼ(父Gun Runner)関東オークス(Jpn2)5着
Point - 特徴と適性
アルゼンチン産の母は重賞競走を2勝し、日本のオークスにあたるセレクシオンデポトランカス(G1)で3着に入るなど祖国の一線級として活躍しました。同国をルーツとする血統は日本でも繁栄を続けており、特に近年はサトノダイヤモンド、ダノンファンタジー、レシステンシア、カレンブーケドールなどG1級のトップホースが続々と誕生しています。父は本年20歳を迎えましたが、区切りの年に大きく評価が高まることとなりました。550万円で取引されたミックファイアが南関東競馬の3冠競走を無敗で制し、22年ぶりの3冠馬となりました。3冠目のジャパンDダービー(Jpn1)では、本年から出走可能になった中央所属馬を撃破し、非常に価値の高い偉業達成となりました。その影響は計り知れず、本年のセレクションセールでは産駒が1億円を超える(税込)最高額で取引されるなど、軒並み高額で落札されています。本馬も高騰が見込まれましたが、予想を下回る金額で落札することができました。硬さもなく、伸びやかで適度な柔軟性も有しており、今後の鍛錬によって鎧をまとったかのような筋肉が備わってくるとみています。来年は前述の南関東3冠競走すべてが中央所属馬にも門戸が開かれる改革元年となりますが、再来年の同舞台に臨ませたい1頭です。