イルジオーネの2022
父:イスラボニータ 母の父:ワークフォース 鹿毛 2022年5月2日生 牡
- ■生産地:新ひだか
- ■生産者:岡田スタッド
- ■育成先:シュウジデイファーム
- ■美浦・嘉藤貴行厩舎予定
1口価格:70,000円
名馬誕生の牝系から新たな俊才。目指すは父の代表産駒の座

父 SIRE イスラボニータ
競走成績:25戦8勝
皐月賞(G1)、阪神C(G2)、マイラーズC(G2)、セントライト記念(G2)、共同通信杯(G3)、東スポ杯2歳S(G3)
フジキセキ産駒唯一のクラシックホースで、皐月賞をはじめ芝1400〜2200mで重賞6勝。1400mの阪神Cをコースレコードで勝ち、2400mの日本ダービーで僅差の2着など、高いレベルでスピードとスタミナを兼備。産駒はファルコンSのプルパレイ、ダートのリステッドを勝ったバトルクライなど、芝・ダート問わず1200〜1800mを得意とするタイプが多く出ています。
種牡馬成績
2018年より供用

©上田美貴子
代表産駒
- ●プルパレイ:ファルコンS(G3)、アスター賞、クロッカスS(L)2着
- ●バトルクライ:すばるS(L)、欅S(OP)、ユニコーンS(G3)3着、根岸S(G3)3着
- ●ヤマニンサルバム:寿S、名古屋日刊S杯、白富士S(L)3着
- ●コスタボニータ:初音S、ジェンティルドンナC、阪神牝馬S(G2)3着
- ●ミカッテヨンデイイ:芦ノ湖特別、フェニックス賞
- ●リサリサ:由比ヶ浜特別、新潟日報賞2着
母の父 BROODMARE SIRE ワークフォース
競走成績:9戦4勝
英ダービー(G1)、凱旋門賞(G1)、ブリガディアジェラードS(G3)
英ダービーと凱旋門賞を勝ったカルティエ賞最優秀3歳牡馬。主な産駒にステイヤーズSのディバインフォースがおり、母の父としては2023年にジャスティンカフェがエプソムCで重賞初制覇を果たしました。父がフジキセキ系の馬には、キンシャサノキセキ産駒でききょうSのアロマデローサがいます。
母の父代表馬
- ●ジャスティンカフェ(父エピファネイア)エプソムC(G3)、毎日王冠(G2)2着、ダービー卿CT(G3)2着
- ●アーテルアストレア(父リーチザクラウン)名鉄杯(L)、ブリリアントS(L)3着、エンプレス杯(Jpn2)4着
- ●サウザンサニー(父タリスマニック)ファルコンS(G3)3着
- ●アロマデローサ(父キンシャサノキセキ)ききょうS(OP)、阪神JF(G1)4着
Point - 特徴と適性
母系には、競走馬としても、種牡馬としても実績を残したキングカメハメハがおり、その半兄TheDeputyは米国のサンタアニタダービー(G1)を制しています。本年の日本ダービー(G1)で先行策からもしやという場面をつくったホウオウビスケッツもこの一族の出身です。ほかにも多数の活躍馬が誕生している名牝系で、これからもさらに枝葉を広げ続けることでしょう。マイラーの印象が強かった父ですが、総合力の高さで中・長距離戦でも結果を残しました。4連勝で皐月賞(G1)を制し、1番人気に推された日本ダービーは枠順の差もあり勝ち馬に僅かにおよびませんでしたが、横山典弘騎手と蛯名正義騎手の壮絶な叩き合いに酔いしれた方も多いのではないでしょうか。種牡馬入り後、さっそく初年度から重賞ウィナーを送り、ダートの強豪バトルクライ、芝のマイル前後の重賞で上位争いをしているコスタボニータなど、今後の飛躍が期待される産駒が誕生しています。本馬は配合のイメージよりもすっきりした印象がありますが、血統背景や遅生まれということを考慮すると、今後の成長によってガラッと変わってくるはずです。持ち前のスピードやパワーを駆使して、芝・ダートを問わず、堅実に走り、牝系にさらなる彩りをもたらすことでしょう。
Pedigree - 五代血統表

Family Line - 母系
