ヒルダの2022
父:ルーラーシップ 母の父:ダイワメジャー 黒鹿毛 2022年5月13日生 牝
- ■生産地:白老
- ■生産者:社台コーポレーション 白老ファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■栗東・西園翔太厩舎予定
1口価格:50,000円
桜舞う仁川の決戦を意識。速さと力強さを兼ね備えた好素材
父 SIRE ルーラーシップ
競走成績:20戦8勝(海外1勝)
Qエリザベス二世C(G1)、AJCC(G2)、金鯱賞(G2)、日経新春杯(G2)、鳴尾記念(G3)
G1・Qエリザベス二世C勝ち馬で、母エアグルーヴ、半姉アドマイヤグルーヴ、甥ドゥラメンテという日本を代表する名牝系の出身。産駒は3頭が国内外でG1を勝利。以前は芝の中長距離馬が中心でしたが、2022年にはドルチェモアが朝日杯FSで産駒初の芝マイルG1勝利を達成。同時に2歳G1も初勝利と、活躍の場を広げています。
種牡馬成績
2013年より供用
2022年総合&JRA2歳サイアーランキング3位
©上田美貴子
代表産駒
- ●キセキ:菊花賞(G1)、ジャパンC(G1)2着、宝塚記念(G1)2着2回、大阪杯(G1)2着
- ●メールドグラース:コーフィールドC(G1)、小倉記念(G3)、鳴尾記念(G3)、新潟大賞典(G3)
- ●ドルチェモア:朝日杯FS(G1)、サウジアラビアRC(G3)
- ●ダンビュライト:京都記念(G2)、AJCC(G2)、皐月賞(G1)3着、京都大賞典(G2)2着
- ●リオンリオン:青葉賞(G2)、セントライト記念(G2)
- ●ソウルラッシュ:マイラーズC(G2)、富士S(G2)2着、マイラーズC(G2)3着
母の父 BROODMARE SIRE ダイワメジャー
競走成績:28戦9勝
皐月賞(G1)、安田記念(G1)、天皇賞(秋)(G1)、マイルCS(G1)2回、毎日王冠(G2)、マイラーズC(G2)
父としては2、3歳の芝マイル戦で強さを見せたダイワメジャー。母の父としてチューリップ賞のナミュールを送りましたが、かしわ記念のショウナンナデシコ、関東オークスのグランブリッジなどダートの活躍馬も出しています。ルーラーシップとの組み合わせではアルサトワがリステッドを2勝しています。
母の父代表馬
- ●ショウナンナデシコ(父オルフェーヴル)かしわ記念(Jpn1)、エンプレス杯(Jpn2)、スパーキングLC(Jpn3)
- ●ナミュール(父ハービンジャー)チューリップ賞(G2)、秋華賞(G1)2着、オークス(G1)3着
- ●グランブリッジ(父シニスターミニスター)エンプレス杯(Jpn2)、関東オークス(Jpn2)、TCK女王盃(Jpn3)
- ●キミワクイーン(父ロードカナロア)函館スプリントS(G3)、春雷S(L)2着
- ●ラヴェル(父キタサンブラック)アルテミスS(G3)、オークス(G1)4着
- ●アルサトワ(父ルーラーシップ)ポートアイランドS(L)、大阪城S(L)
- ●グランオフィシエ(父キングカメハメハ)メトロポリタンS(L)、迎春S
Point - 特徴と適性
本馬はノーザンファーム提供馬です(生産は社台コーポレーション白老ファーム)。祖母バロネスサッチャーはG3勝ちのほか、G1競走での2着が3回。一線級でタフに現役生活を走り抜きました。母はダイワメジャー産駒らしく非凡なスピード能力を有し、2歳7月の新馬戦でのちの重賞ウィナーであるガンコを差し切って初陣を飾ると、勢いを駆って臨んだ函館2歳S(G3)では3着に好走。456kgでデビューしましたが、古馬になってから480kg台まで馬体が増強され、ダート戦でも何度も上位争いを演じました。父は母に名牝エアグルーヴ、父に大種牡馬キングカメハメハを持つ日本を代表する超良血馬です。雄大な馬体から繰り出される豪快なフットワークは見る者を魅了し、粗削りな走りながらも偉大な名馬らを相手に幾度も名勝負を繰り広げました。SSを持たない血統背景も相まって大きな期待を受けて種牡馬入りすると、菊花賞馬キセキをはじめ、自身を彷彿とさせる豪快な走りの活躍馬が輩出。ドルチェモアが昨年の朝日杯FS(G1)を制したことで、一段と評価が高まりました。本馬は両親からそれぞれの長所を受け継ぎ、肩回りやトモにははち切れんばかりの良質な筋肉が備わっており、弾力性や力強さを兼備しています。2歳戦から頭角を現し、是非とも桜花賞(G1)へ駒を進めたい1頭です。