ウインミレーユの2023
父:キタサンブラック 母の父:ステイゴールド 黒鹿毛 2023年2月21日生 牡
- ■生産地:新冠
- ■生産者:コスモヴューファーム
- ■育成先:三嶋牧場
- ■栗東・福永祐一厩舎予定
1口価格:98,000円
選ばれし究極のサラブレッド。底力十分の母系から漆黒の王者誕生
父 SIRE キタサンブラック
競走成績:20戦12勝
ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(秋)(G1)、天皇賞(春)(G1)2回、大阪杯(G1)
2016年と2017年の年度代表馬で、芝2000〜3200mでG1を7勝。初年度産駒から超大物・イクイノックスを送り出し、種牡馬としての潜在能力を早々と証明しました。産駒3世代が競走年齢に達した2023年はJRAサイアーランキングで6位と、頂点をうかがう位置まで上昇。2024年は産駒サトノカルナバルが芝1200mの2歳重賞・函館2歳Sを制覇と、現役時のイメージとは異なる新たな一面も見せています。
種牡馬成績
2018年より供用
©上田美貴子
代表産駒
- ●イクイノックス::ドバイシーマクラシック(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞(秋)2回、宝塚記念(G1)
- ●ソールオリエンス:皐月賞(G1)、京成杯(G3)、日本ダービー(G1)2着、宝塚記念(G1)2着
- ●ウィルソンテソーロ:白山大賞典(Jpn3)、マーキュリーC(Jpn3)、チャンピオンズC(G1)2着
- ●ガイアフォース:セントライト記念(G2)、フェブラリーS(G1)2着、マイラーズC(G2)2着
- ●エコロデュエル:京都ジャンプS(J・G3)、阪神スプリングジャンプ(J・G2)2着
- ●コナコースト:2歳新馬、桜花賞(G1)2着
母の父 BROODMARE SIRE ステイゴールド
競走成績:50戦7勝(海外2勝)
香港ヴァーズ(G1)、ドバイシーマクラシック(G2)、日経新春杯(G2)、目黒記念(G2)、天皇賞(秋)(G1)2着2回、天皇賞(春)(G1)2着
種牡馬としては芝中長距離の本格派名馬を数多く送ったステイゴールドですが、母の父としてはダートJpn1馬や芝のスプリンターなど、自身のキャラクターとは異なる馬を送っています。種牡馬晩年にはマイルG1馬インディチャンプを送ったように、母の父としても“意外性”に期待したいところです。
母の父代表馬
- ●アランバローズ(父ヘニーヒューズ)全日本2歳優駿(Jpn1)、東京ダービー(S1)、ハイセイコー記念(S1)、オーバルS(Jpn3)3着
- ●ライオンボス(父バトルプラン)アイビスサマーD(G3)、同2着2回、韋駄天S(OP)2回
- ●クリスマス(父バゴ)函館2歳S(G3)、UHB賞(OP)、函館スプリントS(G3)3着
- ●ブラックバゴ(父バゴ)アンドロメダS(L)、京成杯(G3)2着、ホープフルS(G2)3着
- ●ショウナンマグマ(父ザファクター)ディセンバーS(L)、ラジオNIKKEI賞(G3)2着
- ●ルクスフロンティア(父エピファネイア)エアグルーヴC、菅名岳特別、レパードS(G3)3着
Point - 特徴と適性
父は3年間の競走生活でG1競走を7勝。競馬界の枠を超えて注目を集めましたが、種牡馬入り後、さらに自身の地位を高めました。初年度産駒から続々と素質馬が輩出。イクイノックスは3歳時の天皇賞(秋)(G1)を上がり32秒7という異次元の末脚で制すと、そこからG1競走を6連勝し、勢力を保ったまま引退。2024年度の種付料は父に並ぶ2,000万円と国内最高額の評価を受けています。母は新馬戦でのちの重賞馬らを相手に4馬身差で圧勝。G1競走にも出走し、芝1400〜1800mで計3勝を挙げました。母の半兄ビートブラックは天皇賞(春)(G1)で14番人気という低評価を覆し、強気で大胆な先行策から後続に影すら踏ませず圧勝。母系には底力に富んだ名種牡馬が名を連ねているだけに、激走も十分に頷けるところです。本馬は良質な皮膚に覆われ柔軟性を持つ適度な量の筋肉を備えており、動きの良さも相まってセールで白熱した競りが繰り広げられたのも必然といえるでしょう。芝の中距離戦での始動からクラシック路線はもちろんのこと、見据える先は国内のみならず、世界の大舞台です。