ビーコンターンの2023
父:キタサンブラック 母の父:Shamardal 黒鹿毛 2023年4月3日生 牝
- ■生産地:静内
- ■生産者:岡田スタッド
- ■育成先:シュウジデイファーム
- ■栗東・中村直也厩舎予定
1口価格:66,000円
母系は日本でも実績を残す優良牝系。大舞台でこそ輝く非凡な才能
父 SIRE キタサンブラック
競走成績:20戦12勝
ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(秋)(G1)、天皇賞(春)(G1)2回、大阪杯(G1)
2016年と2017年の年度代表馬で、芝2000〜3200mでG1を7勝。初年度産駒から超大物・イクイノックスを送り出し、種牡馬としての潜在能力を早々と証明しました。産駒3世代が競走年齢に達した2023年はJRAサイアーランキングで6位と、頂点をうかがう位置まで上昇。2024年は産駒サトノカルナバルが芝1200mの2歳重賞・函館2歳Sを制覇と、現役時のイメージとは異なる新たな一面も見せています。
種牡馬成績
2018年より供用
©上田美貴子
代表産駒
- ●イクイノックス::ドバイシーマクラシック(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞(秋)2回、宝塚記念(G1)
- ●ソールオリエンス:皐月賞(G1)、京成杯(G3)、日本ダービー(G1)2着、宝塚記念(G1)2着
- ●ウィルソンテソーロ:白山大賞典(Jpn3)、マーキュリーC(Jpn3)、チャンピオンズC(G1)2着
- ●ガイアフォース:セントライト記念(G2)、フェブラリーS(G1)2着、マイラーズC(G2)2着
- ●エコロデュエル:京都ジャンプS(J・G3)、阪神スプリングジャンプ(J・G2)2着
- ●コナコースト:2歳新馬、桜花賞(G1)2着、チューリップ賞(G2)2着
母の父 BROODMARE SIRE Shamardal
競走成績:7戦6勝
仏ダービー(G1)、仏2000ギニー(G1)、セントジェイムズパレスS(G1)、デューハーストS(G1)
現役時代は仏2冠を達成。2024年には後継種牡馬Lope de Vegaの仔Look de Vegaが仏ダービーを制し同レース3代制覇を達成しました。種牡馬としてはマイル〜中距離タイプでしたが、母の父としてはキングジョージのGoliathや愛ダービーのLatrobeなど、クラシックディスタンスのG1馬も送っています。
母の父代表馬
- ●Althiqa(父Dark Angel)ダイアナS(G1)、ジャストアゲイムS(G1)
- ●Goliath(父Adlerflug)キングジョージ六世&クイーンエリザベスS(G1)
- ●Latrobe(父Camelot)愛ダービー(G1)、バリーローンS(G3)
- ●Sosie(父Sea The Stars)パリ大賞典(G1)、仏ダービー(G1)3着
- ●Facteur Cheval(父Ribchester)ドバイターフ(G1)、パース賞(G3)
- ●ゴールデンハインド(父ゴールドシップ)フローラS(G2)
Point - 特徴と適性
父はレース以外でも注目を集めましたが、現役後半は実力も超一流といえる活躍でした。産駒の中からは、G1競走6勝のイクイノックス、豪脚を披露して皐月賞(G1)を制したソールオリエンスなど、続々と活躍馬が誕生し、セリでも産駒が高値で落札されるなど、今後も日本の競馬界を牽引し続けることでしょう。母系は超優良牝系といえる一族で、どちらかといえば牝馬の活躍が目立つ印象です。母の半姉シンハリーズから枝葉が広がり続け、多くのスターホースを送り出しています。なかでも、シンハライトは小柄ながらも瞬発力を武器に活躍。オークス(G1)を含め6戦5勝の実績を残しましたが、唯一敗れた桜花賞(G1)も勝ち馬にハナ差の2着と、準パーフェクトともいえる戦績でした。本馬は2023年のセレクトセールに上場された1頭で、力強さとしなやかさに満ちた可動域の広い脚運びに心を奪われました。予算超えでの落札となりましたが、期待を超える成長を見せているのも強調点です。芝向きのマイラーの印象で、最大目標は桜花賞になりそうですが、底力を問われる樫の舞台で躍動する姿も目に浮かびます。