プリティカリーナの2023
父:ゴールドシップ 母の父:Seeking the Gold 黒鹿毛 2023年3月23日生 牝
- ■生産地:安平
- ■生産者:ノーザンファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■美浦・菊沢隆徳厩舎予定
1口価格:95,000円
破天荒と呼ばれた父が送る優等生。新緑の府中で女王戴冠へ
父 SIRE ゴールドシップ
競走成績:28戦13勝
皐月賞(G1)、菊花賞(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞(春)(G1)、宝塚記念(G1)2回、阪神大賞典(G2)3回
皐月賞や天皇賞(春)など、芝2000〜3200mのG1を6勝。4シーズンにわたり中長距離戦線のエース格として君臨した名馬です。産駒はオークス馬ユーバーレーベン、中山大障害のマイネルグロンなど、芝中長距離や障害で重賞ウィナーが登場。父ステイゴールドに近い傾向を見せています。父と比べると、牝馬の上級馬が多いのも特徴の一つです。
種牡馬成績
2016年より供用
©ビッグレッドファーム
代表産駒
- ●ユーバーレーベン:オークス(G1)、札幌2歳S(G3)2着、阪神JF(G1)3着
- ●ウインキートス:目黒記念(G2)、湾岸S、オールカマー(G2)2着、同3着
- ●ゴールデンハインド:フローラS(G2)
- ●メイショウタバル:毎日杯(G3)、つばき賞
- ●コガネノソラ:クイーンS(G3)、スイートピーS(L)
- ●ウインマイティー:マーメイドS(G3)、同2着、オークス(G1)3着
母の父 BROODMARE SIRE Seeking the Gold
競走成績:15戦8勝
スーパーダービー(G1)、ドゥワイアS(G1)、ピーターパンS(G2)、BCクラシック(G1)2着
自身は米国のダートG1勝ち馬ですが、代表産駒Dubai Millenniumの後継Dubawiが2022年の英愛リーディングサイアーになるなど欧州でその血を伸ばしています。母の父としてもBCクラシックのBlameなど多くのG1馬を出すワールドワイドな活躍。日本ではオークス馬ローブデコルテなど3頭がG1/Jpn1馬となっています。
母の父代表馬
- ●Blame(父Arch)BCクラシック(G1)、ホイットニーH(G1)、スティーブンフォスターH(G1)、クラークH(G2)、ファイエットS(G2)
- ●Questing(父ハードスパン)CCAオークス(G1)、アラバマS(G1)、コティリオンS(G1)2着、オーソーシャープS(G3)2着
- ●Take Charge Brandi(父Giant's Causeway)BCジュヴェナイルフィリーズ(G1)、スターレットS(G1)、デルタダウンズプリンセスS(G3)
- ●She Be Wild(父Offlee Wild)BCジュヴェナイルフィリーズ(G1)
- ●マジェスティックウォリアー(父A.P.Indy)ホープフルS(G1)
- ●ローブデコルテ(父Cozzene)3勝、オークス(G1)
Point - 特徴と適性
父はG1競走6勝の輝かしい実績を誇り、勝利時の豪快なレースぶりはもちろんのこと、レース前の所作に加え、敗れたときも競馬場を沸かせた名馬で、ファンも多く、唯一無二ともいえる競走馬でした。種牡馬入りしてからコンスタントに活躍馬を送り出しており、中山大障害(J・G1)を制したマイネルグロン、クイーンS(G3)で並み居る古馬を撃破したコガネノソラのほか、今後の飛躍が見込まれる産駒も数多く、さらに地位を高めていくことでしょう。母の半妹Love and Prideは北米のG1競走を2勝した名馬で、母の産駒たちも堅実な活躍を見せていますが、気性面が出世を妨げてしまった馬も多かったとの声も聞かれました。父の気性面も踏まえ多少の不安を覚えましたが、本馬はこれまでのところ従順で手がかからないとのことで、持てる能力をしっかりと発揮してくれそうです。バランスに秀でた好馬体の持ち主で、動きが滑らかで素軽いうえに、前後の連動性に優れ、身体能力の高さも疑いようがありません。芝の中距離戦が最適と見込め、新緑の府中で豪脚を発揮し、狙うは樫の女王の座です。