ホッコータピタンの2023
父:ダノンバラード 母の父:サウスヴィグラス 青鹿毛 2023年4月8日生 牡
- ■生産地:浦河
- ■生産者:高昭牧場
- ■育成先:シュウジデイファーム
- ■美浦・加藤士津八厩舎予定
1口価格:80,000円
競馬界有数のオーナーブリーダーも唸る逸材。父が果たせなかった夢を託そう
父 SIRE ダノンバラード
競走成績:26戦5勝
アメリカJCC(G2)、ラジオNIKKEI杯2歳S(G3)、アンドロメダS(L)、宝塚記念(G1)2着、皐月賞(G1)3着
重賞2勝のほか、皐月賞3着、宝塚記念2着とG1でも好走した中距離ホース。母レディバラードはクイーン賞などダート重賞を2勝。牝系はSingspielやDevil's Bagが出た名門です。産駒は2歳戦に強く、クローバー賞のコスモディナーなど3頭がオープン勝ち。ダートでもロードブレス、ダノンレジーナらの上級馬を出している万能タイプです。
種牡馬成績
2015年より供用
2017年は伊国、2018年は英国で供用
©ビッグレッドファーム
代表産駒
- ●ロードブレス:日本テレビ盃(Jpn2)、BSN賞(L)
- ●キタウイング:新潟2歳S(G3)、フェアリーS(G3)
- ●ミシシッピテソーロ:ダリア賞(OP)、多摩川S、豊栄特別
- ●ナイママ:コスモス賞(OP)、五稜郭S、札幌2歳S(G3)2着
- ●ウィンターフェル:北海道2歳優駿(Jpn3)2着、ジャパンDダービー(Jpn1)4着
- ●ダノンレジーナ:東京シンデレラマイル(S3)、JBCレディスクラシック(Jpn1)4着
母の父 BROODMARE SIRE サウスヴィグラス
競走成績:33戦16勝
JBCスプリント(Jpn1)、根岸S(G3)2回、北海道スプリントC(Jpn3)2回
NRAリーディングサイアーに8度輝き、産駒の通算勝利数は4800勝を超える地方競馬史に残る名種牡馬。地方では中距離重賞を勝つ馬も出ましたが、JRAでは産駒の多くがダートのスプリンターでした。しかし、母の父に入ると、配合種牡馬によっては中距離でも対応可能になるのが特徴です。
母の父代表馬
- ●サントノーレ(父エピカリス)京浜盃(Jpn2)、鎌倉記念(S2)
- ●ヒカリオーソ(父フリオーソ)東京ダービー(S1)、川崎記念(Jpn1)2着
- ●アベニンドリーム(父オンファイア)北海優駿(H1)、北海道2歳優駿(Jpn3)2着
- ●スズカコテキタイ(父ディスクリートキャット)千葉S(OP)、大和S(OP)
- ●アイスリアン(父キズナ)室町S(OP)、初風S
- ●キモンルビー(父コパノリチャード)習志野きらっとスプリント(S2)、船橋記念(S3)
Point - 特徴と適性
父はG2、G3を各1勝し、皐月賞(G1)ではオルフェーヴルの3着、宝塚記念(G1)ではゴールドシップの2着に入るなどG1級の能力を示しています。種牡馬入り後、一時は海外で供用されていましたが、血統登録数25頭の初年度産駒から活躍馬が続出したことで、日本で再供用されることになりました。これまでに複数の重賞ウィナーも誕生していますが、名牝系の出身だけにさらに活躍馬を送り続けることでしょう。母系に目を転じると、北米でG1競走11勝を含む17勝を挙げ、年度代表馬に輝いた名牝アゼリの名が目に留まります。本馬は2023年のセレクトセールで落札した1頭ですが、牧場で下見をした段階から是非とも迎え入れたいと思ったほどでした。予想を超える落札金額となりましたが、某オーナーブリーダーを含む複数の関係者から「あの馬は欲しかった。走るはず」との声も聞かれ、競り上がったのも必然といえるのかもしれません。ダート適性も高いとみていますが、狂いのない四肢に加え、滑らかな歩様で非凡な身体能力を感じさせることから、芝での活躍も期待しています。父が果たせなかった夢を託したい逸材です。