クイーンズキトゥンの2023
父:モーリス 母の父:ディープインパクト 鹿毛 2023年1月23日生 牝
- ■生産地:安平
- ■生産者:ノーザンファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■栗東・橋口慎介厩舎予定
1口価格:80,000円
相性の良さは見逃せない。このチームから新たな勲章を
父 SIRE モーリス
競走成績:18戦11勝(海外3勝)
天皇賞(秋)(G1)、安田記念(G1)、マイルCS(G1)、香港C(G1)、チャンピオンズマイル(G1)、香港マイル(G1)
日本と香港でマイル〜2000mのG1を6勝した名馬。牝系はメジロドーベルなどが出た名門です。産駒は芝マイル〜中距離タイプが多いですが、日豪で芝短距離、中距離、クラシックディスタンスでG1馬、さらにダートでも重賞勝ち馬やオープン勝ち馬が複数出ており、馬場や距離を問わない高い万能性を示しています。2歳新馬戦の勝ち上がり率も高く、仕上がりが早いのも特徴です。
種牡馬成績
2017年より供用。2022年・2023年JRA年間100勝以上。2023年総合&JRAサイアーランキング第7位
©上田美貴子
代表産駒
- ●Hitotsu:ATCオーストラリアンダービー(G1)、VRCヴィクトリアダービー(G1)
- ●Mazu:BRCドゥームベン10,000S(G1)、ATCロイヤルソヴリンS(G2)
- ●ジャックドール:大阪杯(G1)、札幌記念(G2)、金鯱賞(G2)、白富士S(L)
- ●ジェラルディーナ:エリザベス女王杯(G1)、オールカマー(G2)、有馬記念(G1)3着
- ●ピクシーナイト:スプリンターズS(G1)、シンザン記念(G3)、セントウルS(G2)2着
- ●ノースブリッジ:AJCC(G2)、エプソムC(G3)、Qエリザベス二世C(G1)3着
母の父 BROODMARE SIRE ディープインパクト
競走成績:14戦12勝
日本ダービー(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、皐月賞(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(春)(G1)、宝塚記念(G1)
競走馬・種牡馬として日本競馬史に残る実績を残したディープインパクト。母の父としては菊花賞馬キセキなど、国内外で6頭のG1/Jpn1馬を出しており、モーリスとの間にはエリザベス女王杯のジェラルディーナなど4頭のJRA重賞勝ち馬が出ています。この組み合わせは勝利数の芝比率が90%超えと極めて高いのもポイントです。
母の父代表馬
- ●Blowout(父Dansili)ファーストレイディS(G1)、チャーチルディスタフターフマイルS(G2)
- ●オオバンブルマイ(父ディスクリートキャット)ゴールデンイーグル(G1)
- ●ジェラルディーナ(父モーリス)エリザベス女王杯(G1)
- ●キセキ(父ルーラーシップ)菊花賞(G1)
- ●ブレイディヴェーグ(父ロードカナロア)エリザベス女王杯(G1)、ローズS(G2)2着
- ●マスクトディーヴァ(父ルーラーシップ)阪神牝馬S(G2)、ローズS(G2)、秋華賞(G1)2着
Point - 特徴と適性
父は2歳新馬戦を快勝しましたが、本領を発揮したのは古馬になってからでした。2勝クラスを皮切りに怒涛の7連勝、香港と日本国内のG1競走で各3勝ずつ挙げています。1600mと2000mで頂点を極めたように、スピード、パワー、瞬発力とどれを取っても一級品のスーパーホースです。祖母ステファニーズキトゥンはG1競走を5勝、2着4回などの活躍を見せた北米の名牝です。母は未勝利馬ながら、勝ち馬に猛追しハナ差の2着に迫る走りを見せました。父と母の父ディープインパクトの配合はとても相性が良く、G1馬ジェラルディーナが誕生し、当クラブのアルナシームもこの配合で、同馬の母は未出走馬でした。母系が優良牝系という点も共通しており、成功を予感させる好配合です。本馬も柔軟性に富んだしなやかな筋肉が全身を覆い、いかにも芝で鋭い決め手を発揮してくれそうな印象です。芝のマイル路線が主戦場になりそうですが、父の産駒はじっくりと育てることで素質が開花する傾向があるため、成長曲線に合わせて柔軟に構えるべきかもしれません。厩舎の先輩に続いてチームの力を結集し、タイトル奪取を目指します。