プリミエラムールの2023
父:キタサンブラック 母の父:ダンカーク 黒鹿毛 2023年3月6日生 牝
- ■生産地:浦河
- ■生産者:田中スタッド
- ■育成先:愛知ステーブル
- ■美浦・田島俊明厩舎予定
1口価格:60,000円
母は多くの人々から愛された元クラブ所属馬。母が果たせなかった夢を托そう
父 SIRE キタサンブラック
競走成績:20戦12勝
ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、菊花賞(G1)、天皇賞(秋)(G1)、天皇賞(春)(G1)2回、大阪杯(G1)
2016年と2017年の年度代表馬で、芝2000〜3200mでG1を7勝。初年度産駒から超大物・イクイノックスを送り出し、種牡馬としての潜在能力を早々と証明しました。産駒3世代が競走年齢に達した2023年はJRAサイアーランキングで6位と、頂点をうかがう位置まで上昇。2024年は産駒サトノカルナバルが芝1200mの2歳重賞・函館2歳Sを制覇と、現役時のイメージとは異なる新たな一面も見せています。
種牡馬成績
2018年より供用
©上田美貴子
代表産駒
- ●イクイノックス::ドバイシーマクラシック(G1)、ジャパンC(G1)、有馬記念(G1)、天皇賞(秋)2回、宝塚記念(G1)
- ●ソールオリエンス:皐月賞(G1)、京成杯(G3)、日本ダービー(G1)2着、宝塚記念(G1)2着
- ●ウィルソンテソーロ:白山大賞典(Jpn3)、マーキュリーC(Jpn3)、チャンピオンズC(G1)2着
- ●ガイアフォース:セントライト記念(G2)、フェブラリーS(G1)2着、マイラーズC(G2)2着
- ●エコロデュエル:京都ジャンプS(J・G3)、阪神スプリングジャンプ(J・G2)2着
- ●コナコースト:2歳新馬、桜花賞(G1)2着、チューリップ賞(G2)2着
母の父 BROODMARE SIRE ダンカーク
競走成績:5戦2勝
ベルモントS(G1)2着、フロリダダービー(G1)2着
現役時代は5戦2勝という少ないキャリアながら、ベルモントS2着など能力の高さを示しました。日本供用前に米国で種牡馬入りし、2013年の北米新種牡馬チャンピオンに輝きました。米国とチリでG1馬を出しています。父Unbridled's Songはコントレイルやスワーヴリチャードの母の父だけに、母系に入って魅力的な血です。
母の父代表馬
- ●Tapit Trice(父Tapit)ブルーグラスS(G1)、タンパベイダービー(G3)、モンマスカップS(G3)、ベルモントS(G1)3着
- ●Zajarova(父Cloud Computing)智1000ギニー(G1)
- ●Keltoi(父シャンハイボビー)智グランクリテリウム(G1)
- ●Ga Mo Tak(父Morning Raider)ビクトルマテティックフェルナンデス賞(G3)
- ●Muy Competitiva(父Competitive Edge)カルロスアジェンデナバロ賞(G3)2着
- ●El Ahorcado(父Brody's Cause)ペドロガルシアミロ賞(G3)3着
Point - 特徴と適性
現役時代の活躍から期待されて種牡馬入りした父ですが、その期待を上回るポテンシャルを遺憾なく発揮しています。4世代目となる現2歳からも素質馬が続々と誕生しており、サトノカルナバルが連勝で函館2歳S(G3)を制覇し、父の評価をさらに押し上げる走りを見せ、クロワデュノール、ピコチャンブラックが新馬戦を圧勝、早くもクラシック候補と評する声も聞かれます。母は当クラブ所属で、芦毛で可憐なルックスも相まって、多くの会員様や関係者から愛された存在でした。ダンカーク産駒らしくダートでの勝ち星、好走実績もありますが、初勝利時には府中の直線で鋭い切れ味を見せ、札幌でも後方から追い込んで好走するなど、万能でひたむきな走りが今でも印象に残っています。本馬は初仔ということもあり、当初は小柄な印象が拭えませんでした。しかし、見る度に成長を実感することができ、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの父のエッセンスが色濃く現れてきたこともあり、募集馬の仲間入りを果たしています。母のように早めに勝利を挙げ、母が果たせなかった重賞制覇やG1での活躍を託したい好素材です。