アナスタシアブルーの2023
父:ダノンキングリー 母の父:ファルブラヴ 青鹿毛 2023年4月28日生 牝
- ■生産地:平取
- ■生産者:坂東牧場
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■美浦・森一誠厩舎予定
1口価格:40,000円
枝葉を広げ続ける高貴な一族から、由緒正しきニューヒロイン誕生
父 SIRE ダノンキングリー
競走成績:14戦6勝
安田記念(G1)、中山記念(G2)、毎日王冠(G2)、共同通信杯(G3)、日本ダービー(G1)2着、皐月賞(G1)3着
安田記念の勝ち馬ですが、日本ダービーで2着など中距離にも高い適性を示していました。父ディープインパクト、母の父Storm Catの種牡馬はキズナ、リアルスティール、サトノアラジンが成功。3頭とも、芝だけでなくダートでも上級馬を出しており、兄にJBCスプリントのダノンレジェンドがいる本馬も同様の期待ができそうです。初年度産駒は2025年にデビュー予定です。
種牡馬成績
2022年より供用
2024年の1歳馬が初年度産駒
©上田美貴子
母の父 BROODMARE SIRE ファルブラヴ
競走成績:26戦13勝
インターナショナルS(G1)、エクリプスS(G1)、クイーンエリザベス二世S(G1)、ジャパンC(G1)
現役時代5ヶ国で芝1600〜2400mのG1を8勝。種牡馬としてはG1馬を出せませんでしたが、母の父としては2頭のJRA・G1馬を送っています。母の父としての産駒傾向は、芝の1200〜2000mの勝ち馬が多く、ディープインパクト系やキングカメハメハ系など様々な系統の種牡馬で結果を残しています。
ハープスター
母の父代表馬
- ●ハープスター(父ディープインパクト)桜花賞(G1)、札幌記念(G2)
- ●ステルヴィオ(父ロードカナロア)マイルCS(G1)
- ●Kenedna(父Not A Single Doubt)ATCクイーンオブザターフS(G1)、BRCドゥームベンC(G1)
- ●Charlie Boy(父Myboycharlie)VRCデインヒルS(G2)
- ●Blueberry Hill(父Myboycharlie)BRCシャンペンクラシック(G2)
- ●ラーグルフ(父モーリス)中山金杯(G3)、ホープフルS(G1)3着
Point - 特徴と適性
父は牡馬としてはやや小柄な部類ですが、しなやかで機敏な身のこなしが魅力で、祖父ディープインパクトの良さがストレートに伝わった印象です。レースでもスピードと切れ味を身上とし、本質的にはマイラーの印象でしたが、日本ダービー(G1)では当時のレースレコードを更新するタイムで走破して2着に健闘。総合力の高さも感じさせました。カテゴリーこそ違えど半兄ダノンレジェンドが種牡馬として成功を収め、ディープ×母系にStorm Catを持つ組み合わせは、コントレイル、キズナ、リアルスティールと共通であり、自身も成功する可能性が高いといえるでしょう。母系も超優良牝系であり、4代母ラスティックベルを礎とし、これまでに数多くの活躍馬が誕生しました。曽祖母フサイチエアデール、フサイチリシャール、そしてクロノジェネシスもこの一族の出身です。本馬は遅めの生まれで伸びしろを多く残しますが、軽快な脚捌きで俊敏さやキレを感じさせることから、父、そして祖父の良さをしっかりと受け継いでいます。芝のマイルが最適と見込めるだけに、桜舞う仁川を意識せずにはいられません。