グランドサッチャーの2023
父:ドリームバレンチノ 母の父:ダイワメジャー 黒鹿毛 2023年3月16日生 牡
- ■生産地:浦河
- ■生産者:高昭牧場
- ■育成先:愛知ステーブル
- ■栗東・鈴木孝志厩舎予定
1口価格:23,000円
授かりしその力で並みいる敵をなぎ倒せ。勝利へ向かってひたむきに
父 SIRE ドリームバレンチノ
競走成績:55戦12勝
JBCスプリント(Jpn1)、東京盃(Jpn2)、シルクロードS(G3)、函館スプリントS(G3)、兵庫ゴールドT(Jpn3)
JBCスプリントを含むダート重賞3勝のほか、芝でも重賞2勝、高松宮記念2着、スプリンターズS3着と、馬場不問の活躍を見せた万能スプリンターです。重賞6勝は全て1200〜1400mでした。産駒数はわずかですが、地方競馬では8頭が出走し7頭が勝ち上がる高い勝ち馬率を誇ります。7頭による17勝中12勝がダート1400mとなっており、父と同タイプの馬が多いようです。
種牡馬成績
2018年より供用
©(株)ジェイエス
代表産駒
- ●グレイスカリヨン:1勝
- ●コロディア:南関東3勝
- ●ニッショウアキラ:南関東2勝
- ●ソーヴキプ:南関東2勝
- ●マヨン:兵庫2勝
- ●グランリージェント:高知4勝
母の父 BROODMARE SIRE ダイワメジャー
競走成績:28戦9勝
皐月賞(G1)、安田記念(G1)、天皇賞(秋)(G1)、マイルCS(G1)2回、毎日王冠(G2)、マイラーズC(G2)
種牡馬としては2、3歳の芝マイル戦で強さを見せたダイワメジャー。母の父としてはナミュール、ショウナンナデシコ、モリアーナ、グランブリッジなど芝・ダート問わず活躍馬を送っています。ダイワメジャーの直仔で母の父タイキシャトル(父Devil's Bag)の配合に桜花賞馬レーヌミノルがおり、この父との相性は良さそうです。
母の父代表馬
- ●ナミュール(父ハービンジャー)マイルCS(G1)、富士S(G2)、チューリップ賞(G2)、安田記念(G1)2着、秋華賞(G1)2着、ドバイターフ(G1)2着
- ●ショウナンナデシコ(父オルフェーヴル)かしわ記念(Jpn1)、エンプレス杯(Jpn2)、スパーキングLC(Jpn3)
- ●グランブリッジ(父シニスターミニスター)エンプレス杯(Jpn2)、同2着、関東オークス(Jpn2)、TCK女王盃(Jpn3)
- ●モリアーナ(父エピファネイア)紫苑S(G2)、阪神牝馬S(G2)3着、クイーンC(G3)3着
- ●キミワクイーン(父ロードカナロア)函館スプリントS(G3)、春雷S(L)2着
- ●ラヴェル(父キタサンブラック)アルテミスS(G3)、オークス(G1)4着
Point - 特徴と適性
父は元クラブ所属の功労馬です。現役生活後半はダート戦で活躍しましたが、勝鞍は芝の方が多く、全12勝中9勝は芝で挙げたものでした。5歳時にはオープン特別を連勝し、その勢いを駆って臨んだ函館スプリントS(G3)では名馬ロードカナロアを封じ、3連勝で重賞を制しています。その年のスプリンターズS(G1)では苦しい位置から伸びて3着に好走し、芝でもG1級のスピード能力を示しました。その後、ダートに矛先を向けると、JBCスプリント(Jpn1)を優勝し、待望のG1制覇。酷量を背負っての重賞勝ちなど幾多の思い出があり、彼には感謝しかありません。母もクラブ募集を行う予定ながら、脚部不安により取り下げとなり、2戦目で勝利しましたが、トラブルがなければ、さらに出世を果たせたはずです。母の半弟ジェミニズは豪快なレースぶりで中央競馬でも3勝を挙げ、7,000万円を超える賞金を獲得しました。本馬は配合のイメージ通りの出来映えで、自身の豊富な筋肉量を誇示し、「パワー!」とでもいいたげな立ち振る舞いです。ダート戦でコツコツと賞金を積み重ね、出資者孝行な存在になってくれることでしょう。