カイゼリンの2022
父:ブリックスアンドモルタル 母の父:アドマイヤベガ 黒鹿毛 2022年5月3日生 牝
- ■生産地:安平
- ■生産者:ノーザンファーム
- ■育成先:ノーザンファーム空港
- ■美浦・林徹厩舎予定
1口価格:50,000円
ダービー馬誕生の名牝系から新たな女王候補。祖母譲りの爆発力で一刀両断

父 SIRE ブリックスアンドモルタル
競走成績:13戦11勝
BCターフ(G1)、ペガサスワールドCターフ招待S(G1)、ターフクラシックS(G1)、マンハッタンS(G1)、アーリントンミリオンS(G1)
BCターフ、ペガサスワールドCターフ招待Sなど、芝9〜12Fの米G1を5勝し、エクリプス賞年度代表馬に輝きました。父Giant's Causewayは日本でも実績を残す名種牡馬で、自身も良馬場の瞬発力勝負で結果を残してきただけに、産駒も日本競馬への適性は高いでしょう。
種牡馬成績
2020年より供用
2023年の2歳馬が初年度産駒

©上田美貴子
代表産駒
- ●ゴンバデカーブース:2歳新馬
- ●テラメリタ:2歳新馬
母の父 BROODMARE SIRE アドマイヤベガ
競走成績:8戦4勝
日本ダービー(G1)、京都新聞杯(G2)、ラジオたんぱ杯3歳S(G3)
日本ダービー馬にして、母がオークス、桜花賞を勝ったベガという良血馬。産駒はキストゥヘヴン、ブルーメンブラットの2頭がG1勝利。母の父としてもジャパンCダートのニホンピロアワーズなど国内外で4頭の重賞勝ち馬を出しています。芝・ダート、距離を問わず様々なタイプを出す万能性が特徴です。
母の父代表馬
- ●ニホンピロアワーズ(父ホワイトマズル)ジャパンCダート(G1)、帝王賞(Jpn1)2着
- ●Bondeiger(父War Pass)SAJCロードリームズS(G3)
- ●タイムトゥヘヴン(父ロードカナロア)ダービー卿CT(G3)、ニュージーランドT(G2)2着
- ●タガノアザガル(父バゴ)ファルコンS(G3)
- ●フォラブリューテ(父エピファネイア)紅梅S(L)
- ●シェルビー(父サクラバクシンオー)キャピタルS(L)
- ●ヴァイトブリック(父シンボリクリスエス)兵庫CS(Jpn2)2着
Point - 特徴と適性
本馬はノーザンファーム提供馬です。血統表を見ると、祖母の名が目に留まるのではないでしょうか。4歳9月と始動は遅れましたが、格上相手に2戦目で勝ち上がり、その後は7戦5勝で一気にオープンまで出世を果たしています。重賞を制すなど、芝でも実績を残しましたが、ダートに矛先を向けてからが圧巻でした。芝と同様に鋭い決め手を発揮し、重賞5勝の活躍。根岸S(G3)での他馬が止まって見えるほどの強烈な追い込みは今なお多くの競馬ファンの間で語り草となっています。孫のワグネリアンがダービー馬となり、今後も一族の繁栄は続くことでしょう。2021年産が初年度となる父についてはこちらもご参照ください。体全体を大きく使う走法やその血統背景から、日本の馬場への適性や繁殖牝馬との和合性が高いとの見方が多く、その期待に違わず、世代の先陣を切って産駒が新馬勝ちを果たすなど、今後に向けて視界は良好です。本馬は遅生まれを考慮すれば、体重や体高は平均より高い数値で推移しており、体質面や気性面で気になるところはありません。程よい量と質感の良い筋肉を搭載しており、美しい流線型の背中のラインや柔軟でクッション性のある脚捌きから、高い身体能力を感じさせます。芝・ダート双方での活躍を期待しており、偉大な祖母の名声をさらに高めてくれることでしょう。
Pedigree - 五代血統表

Family Line - 母系
